基板パターン幅⇔許容電流 計算

電流・銅箔厚・許容温度上昇・内層/外層から必要なパターン幅を求めます。幅から許容電流を逆算する向きにも対応しています。

入力

計算方向
A

計算結果

0.3004mm(必要パターン幅)
必要パターン幅11.83 mil / 0.3004 mm
必要 導体断面積 A16.3 mil² / 0.01051 mm²
銅箔厚35 µm(1 oz)
係数 k0.048外層

※計算結果は参考値です。実設計では必ずデータシートと適用規格でご確認ください。[免責事項]

実機でパターンが想定以上に発熱・焼損する場合は、かいろんで過電流の原因を診断できます。 かいろんで診断する →

計算式と根拠

プリント基板の銅パターンに電流を流すと抵抗損で発熱します。IPC-2221 は、許容温度上昇 ΔT[℃] に対して安全に流せる電流と導体断面積の関係を経験式 I = k·ΔT^0.44·A^0.725 で与えます(A は断面積[mil²])。これを断面積について解くと A = (I / (k·ΔT^0.44))^(1/0.725) となり、本ツールはこの式で必要断面積を求めます。 係数 k は導体位置で異なり、外層(External)が k=0.048、内層(Internal)が k=0.024 です。 内層は放熱が悪いため許容電流が外層より小さくなります。

断面積から幅へは、銅箔厚を oz 換算(1oz=35µm、厚さ ≒ 1.378 mil/oz)して 幅[mil] = A / (厚さ[oz]×1.378) で変換し、mil と mm(1mil=0.0254mm)を併記します。 逆方向(幅→許容電流)は同じ式を I について用います。

一般的な注意点として、IPC-2221 は内層基準の保守的な式で、ビア・コネクタ・部品実装部の 放熱や周囲温度(ΔT は周囲からの上昇分)は考慮されません。より新しい IPC-2152 は基板厚・銅厚・近接導体・環境を細かく考慮した規格で、 実機では IPC-2152 や実測での確認が推奨されます。本ツールは設計初期の目安としてご利用ください。